概要
エラーコードH4は、低圧圧力開閉器異常です。
運転中に冷媒圧力が低下しすぎた際、強制停止させる為の安全装置が低圧圧力開閉器。
低圧圧力開閉器自体の不具合(導通無し状態)を検知し、異常停止しています。
想定部品・故障個所
- 低圧圧力開閉器
- 制御基板
運転開始時(圧縮機運転前)、既に低圧圧力開閉器の導通が無い状態を検知しています。
圧縮機運転前なので、圧力低下しすぎて等は関係無い。
単純に、上記どちらかの部品不具合となります。
(可能性としては、開閉器70%・基板30%といった感じです。)
自分で出来る事
基本的に無し。
電源リセット(ブレーカー落とす)を実施しても無駄でしょう。
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診断方法
低圧圧力開閉器・制御基板どちらが原因なのかを判定すれば良い。
低圧圧力開閉器
コネクタを基板から外し、テスターで導通を確認する。
導通を確認出来なければ、低圧圧力開閉器の故障です。
日によって動いたり動かなかったりするという場合、ほぼ間違いなく低圧圧力開閉器の不具合。
制御基板
低圧圧力開閉器コネクタを外し、差さっていた部分のピン2本間の電圧測定をする。
200Vを確認出来なければ、制御基板の不具合です。
(コネクタ差したまま測定しても意味有りませんよ。)
診断が不安な場合、テスト用のワニ口クリップ等で短絡してどうなるか実験してみる。
クリップ無ければ、低圧圧力開閉器の線を切断・短絡してみる方法も有る。
注意:短絡した場合、必ず元に戻す事。そのまま使わないように!!。