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フロンガスの追加充填(チャージ)について


フロンガスのチャージ(充填)が必要な状態になった時、この冷媒は追加チャージ出来るだ出来ないだってなるのですが、その事について説明します。

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エアコンのフロンガスの追加チャージが必要になる事があります。
特にガス漏れが発生して冷えない(暖まらない)って状態になってしまった時に一番問題になるのがフロンガスの追加チャージです。

 

この冷媒は追加チャージ出来ないので、残っているフロンガスを抜いて、規定量入れ直さないとダメです」って言われたりする事有ります。

 

一度抜いて規定量を入れ直すとなると、ガスチャージ費用以外にフロンガス回収費用が発生してしまうので、修理費用が高額になってしまうので、どうにかならないかって思っている方もいるのではないかと思います。

 

今回はこの追加チャージについて理解を深めて頂けるよう順を追って説明します。

 

 

追加チャージがダメって言われるのは何故か?

フロンガスの比重が変化してしまっているからです。

 

比重って何?

追加チャージ不可となっている冷媒フロンは混合冷媒といわれるフロンガスです。
混合冷媒とは読んで字の如く、フロンガス2種類もしくは3種類を混合して製造されているフロンガスです。

 

この時、フロンガスの成分比を調整して混合しています。

 

ガス漏れすると、機械内に残っているフロンガスの比重が変わってしまうというのは、成分比が崩れてしまっているから追加チャージ出来ないよって言われるのです。

 

どうして比重が変わるのか?

現在の混合冷媒の代表格は、

 

  • R410A
  • R407C

 

です。
おそらくと言うか、追加チャージ出来ませんって言われるフロンはこの2種類の冷媒ガスです。
(エアコンでのお話です。エアコンで見かける冷媒でのお話って事です。)

 

まずはこの2種類のフロンガスについて説明します。

 

R410A

R410Aという冷媒フロンは、 R32・R125 という2種類のフロンガスを混合して製造されています。

 

R410Aは、
R32と R125の成分比が50対50という割合で混合されている。

 

他には、R410Bというフロンガスも有り、こちらは45対55という割合で混合されている。

 

R407C

R407Cという冷媒フロンは、 R32・R125・R134a という3種類のフロンガスを混合して製造されています。

 

R407Cは、
R32と R125とR134aの成分比が23対25対52という割合で混合されている。

 

比重が変わるって言うのは、上記の○○対○○っていう割合が変わってしまう事なのです。

 

 

ここからが重要です。どうして比重が変わるのか?ですが、
それは混合されている冷媒フロンの圧力特性が違うからです。

 

R410A(R32とR125の混合冷媒)を例に説明します。

R32はR125より圧力が少し高い。
(例:温度38度の時、R32は約2.3MpaでR125は約1.8Mpa)

ガス漏れ発生

圧力の高い方が抜けやすい

そうするとR32の方がR125より多く抜ける

結果、機械に残っているガスの割合が本来の50対50じゃなくなっている。

例えば定量1kgだったとし、500gのガスが漏れたと仮定する。
機械に残っている500gのガスの割合が、R32とR125で250gずつ残っているならば割合が50対50なので問題無いのですが、
圧力の高いR32の方が多く抜けてしまうので、実際はR32が225gでR125が275gみたいな感じになってしまう。(何度も言いますが仮定ですよ。)
これだと割合が45対55になってしまっている。

 

これが比重が変わるって言う原因です。

 

R410Aの混合割合が本来50対50なのが、比重が変わって45対55になったらR410AじゃなくてR410Bに変化してるじゃんみたいな。
もはや冷媒種類変わっちゃってるし状態になるのです。
そうすると設計と違ってくるのでダメなのです。

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