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フロンガスは一般的に追加充填しないというのが、世間一般的に伝わっています。

 

 

  • 混合冷媒だから
  • 残っている量が分からない(追加すると規定量にならない)

 

 

上記、2つが理由です。

 

 

ですので、追加を頼んでも「追加出来ないんです」と断られる事もあるでしょう。

 

 

因みに、フロンガスに対する法律が厳しくなった事から、業務用エアコン等の第一種特定製品と言われているエアコンはガス漏れしている場合、漏れ箇所を修理しないと充填してはいけません。

 

しかし、家庭用のルームエアコンは可能です。
それは、ルームエアコンは家電リサイクル法の管轄だからです。

 

フロン法の管轄ではないので、追加して取り合えず使えるようにして凌ぐという技が可能なのです。(いずれは、規制されるでしょうがね。)

 

 

 

ですので、ここではルームエアコンに関して話をしていると思って下さい。

 

 

追加充填は出来ない?

さて、追加充填は出来ません。
理由は上記で挙げた理由。

 

 

「一旦、残っているガスを回収して真空を引き、正規の量を入れなおします。」

 

おそらく大多数の業者が、そう言ってくると思います。

 

 

勿論、業者の言っている事は正しいのです。
エアコン本体に対して、1番理想な方法でしょう。

 

 

しかし、エアコンに対しては1番理想でも、お客さんにとっては理想では無いのがネック。

 

その理由が、残っているフロンガスの回収費用です。

 

 

 

ルームエアコンのフロンガス追加充填だけなら、2万円くらいでしょう。

 

そこに、ガス回収費用も含むと5万円くらいになってしまいます。

 

 

高すぎますね、メチャンコ高い。
お金が無い私なら出せません。(あ、私は自分で出来ますね)

 

何なら、もう少し足せば新しいエアコン買えちゃう金額ですよ。

 

 

 

この問題に、私はどうしているか?。

 

 

私は、R407Cというフロンガス以外は気にせず追加充填してます。

 

 

この問題に最も直面するのは、R410Aを使っているルームエアコン。

 

R410A等のフロンガスに関しての説明は以下の記事をご覧下さい。
フロンガスの追加充填(チャージ)について

 

 

R410Aは主流のフロンガスです。
R32というガスが出てきたとはいえ、市場に出回っているエアコンの多くはR410A。

 

 

追加充填しても壊れない

私が追加充填する理由は、単純に平気だから。

 

壊れる事は無いと思ってます。

 

 

数々のルームエアコンに追加充填してきましたが、壊れた事は皆無ですね。

 

絶対に壊れる事は無いのか?と言われれば、もちろん断言出来ませんよ。
今までが大丈夫だっただけなのかもしれません。

 

 

ですが、個人的には壊れる事は無いと思ってますので、なんの躊躇もせず追加充填します。

 

 

ルームエアコンの故障内容は、

 

  • 基板故障
  • ガス漏れ
  • 水漏れ

 

が圧倒的です。
上記3つが故障の殆どを占めます。(95%位)

 

 

追加充填が原因で壊れるなら、それは圧縮機となるでしょうが、そもそもルームエアコンの圧縮機は殆ど壊れません。(業務用エアコンの圧縮機故障は多いですけどね)

 

 

私が追加充填したルームエアコン。
圧縮機が壊れたとの報告は皆無です。

 

ルームエアコンの買い替え理由の多くが、部品供給終了か熱交換器からガス漏れで、修理費が高いから。

 

 

躊躇なく追加充填する理由

何の考えも無く追加している訳では有りません。

 

壊れる要素が見当たらないからです。

 

 

R410Aは混合冷媒なので、ガス漏れすると比重が変わってしまうのは確かですが、それがどれほど影響する?。

 

R410Aの圧力特性が、比重変化によってR410B辺りの圧力特性に変わる程度でしょう。

 

 

R410AとR410B。
殆ど差は無いというか、見分けられる人は皆無。

 

ガスの成分調査しない限りは分かりません。

 

そして、ルームエアコンでガス漏れだと分かるのは、

 

 

  • 全然効かない
  • ガス欠系の異常で止まった時

 

 

全然効かない・ガス欠エラーが出た時に残っているガス量なんて、規定量の3割以下です。

 

そこに新しいR410A追加充填。

 

私は規定量の8割位入れます。

 

そうすると、比重が少し変わってしまったガスが3割残っているとして、R410Aが8割。

 

 

エアコンに入っているフロンガスは、ほぼR410Aという事になる。

 

比重が変わったとはいえ、残っていたガスの圧力特性もR410Aと殆ど変わらない。

 

 

 

「何か壊れる要素見当たりますか?」

 

 

 

合計で規定量オーバーしてる?。

 

 

漏れ箇所修理せず、追加充填だけの処置の時点で、まだ漏れているんですよ。
程なくして規定量を下回ります。

 

というか、規定量に対して2割増しくらいまでの過充填なら、影響は有りません。
(分からないくらいに電気代が上がるかも)

 

 

 

まとめ

私の気にせず追加充填というのは、あくまでも私ならばというのは理解下さい。

 

エアコンに1番良い方法はあくまでも、回収して充填なのは間違い有りません。

 

 

ただ、ガス漏れしていたのに気付くまでには時間が掛かりますよね?。

 

 

配管に亀裂が入って、一気にガス漏れちゃったとかでなければ、フレア部分やピンホール等で、少しずつ漏れてしまうようなガス漏れが多いわけです。

 

 

よく考えてみて下さい。

 

 

ガス漏れが始まったという事は、その時点からガスの比重は変化し始めているんですよ。

 

 

それに対して、ガス漏れだと気付くのは何ヶ月か先です。

 

気付くまでの間、比重が変わった状態でエアコン使っちゃってるじゃないですか。

 

 

圧縮機壊れてませんよね?。

 

比重が変わってダメだと言われている状態で、何ヶ月か使っているのにですよ。

 

 

ガス漏れしてるけど、2年くらい掛かって漏れるエアコンだって多数有るんです。

 

2年も比重変わった状態で使ってたんですよ。

 

 

圧縮機、壊れてませんよね?。

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