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ダイキン製うるるとさららが動かないと依頼が有りましたので見に行ってきました。

 

まずは、運転をかけてみて運転ランプが点滅しているかどうか確認。
やはり運転ランプ点滅しています。

 

リモコンでエラーコードを調べると・・・E7エラーです。

 

 

E7は正直難しい(自信が持てない)ので、エラーコードを調べてE7になった時はゲゲッってなります。
コンセントを抜いて室外機へ。

 

機種はR28KRXSです。
2009年式のうるさらですね。

 

まずは、ファンモーターの状態を確認します。
ロックしてないか、雑草のツルとか絡まっていてロックしている時なんかも有りますよ。

 

・・・特に何も絡まっていませんでした。
手でプロペラを回転させてみましたが普通の回転。
特に回してもスグに止まってしまうとかも無し。

 

こういう時はプロペラを外して直接モーターの軸を手で回して、伝わってくる感覚を確認します。
どうだったかと言うと、普通です。特に引っかかるような感じもなくスムーズでした。

 

モーターに手がかりが無い時は本当に厄介です。
テスターでモーターの抵抗値調べてもイマイチ良く分かりません。

 

現状ではモーターは大丈夫そうだなぁ〜って感じなので基板かなって思いました。

 

とりあえずプロペラを戻し、コンセントを差して運転してみる。
運転したらスグに室外機を見に行き、ファンが全く回らないのか、それとも一瞬動くのか、しばらく動くのかとかを観察。

 

結果はしばらく動いて停止するって状態でした。(およそ20秒くらい?)
そのまま見てると3分後に再起動がかかります。
するとファンがまた回りだし、同じように20秒くらい動いた後に停止しました。
(正確に秒数は計っていません)

 

このパターンは・・・モーターの可能性が高いです。
何で?って思った人もいるかもしれませんが、経験です。

 

普通の考え方だとモーターはちゃんと回転したから基板じゃ無いのって思うかもしれません。
しかし、ここでの着眼点は、同じタイミングで同じように停止する事です。

 

見ていると、どうもファンの回転数を2段階目にアップするタイミングでストップしてます。

 

まず停止状態からファンが回転します。
その後、回転数が1段階アップします。
そして少したって、もう一段階アップさせようとするタイミングで同じように止まります。

 

どうしてもう一段階アップさせようとしているって分かるのか?
それは、コンプレッサーの回転数(周波数)です。
コンプレッサーの回転数(周波数)を上げたなって所で停止するので、ファンの回転数も上げるタイミングだなって事です。
こういうのが修理を専門でやっている経験ですね。

 

車のミッションでいうなら、1速問題なし⇒2速問題なし⇒3速が入らなくて停止みたいな感覚です。
もちろん基板の可能性も有りますが、経験上これはモーターですね。

 

 

修理する事になったので、部品注文して後日再訪問となりました。
一応ファンモーターと・・・制御基板セットで変えます(笑)。
モーターと基板セット交換なら必ず直りますので診断に頭を悩ます必要は無いのですが、修理は頭を悩まして仮説をたてるのが大事です。

 

結果はまた追記しますね。
一応モーターを交換して基板をそのままで、診断が合っていたかどうかを検証します。
面倒ですが、両方いっぺんに交換してしまうと答えが分からないまま終わってしまいますので、合っているかどうかの確認が出来るなら絶対した方が今後の為になります。

 

 

結果はどうなったか


部品が届いたので早速部品交換に行ってきました。
モーターだけ交換してみて実験。
結果は・・・ファンモーターのみ交換で問題なく作動しました。
やはりファンモーター不良。

 

まぁ今回は制御基板もセット交換にしておいたので、コンセント抜いて基板交換もしておきました。
もっと確実に見分けられれば良いのですが、やはりE7は苦戦します。
なんとか抵抗値で見分けられるように調査を続けます。

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